原著

最も基本的な形である原著(医学論文)を翻訳する際に、おさえておきたいポイントを分かりやすく説明します。

医学論文(原著)の翻訳について

医学論文には原著のほか、症例報告、ある医学事項に関して現在までの知見を概括した総説、さらに研究の優先権を確保したり、新しい発見を速報として伝えるための短報手紙などがあります。

これらのなかでも原著は、最も基本的な存在です。原著は限られた字数の中に、著者のオリジナリティーが盛り込まれます。構成としては次のようなスタイルです。

(1)表題
表題(タイトル)、著者とその所属、キーワードなどが含まれます。
表題はその論文の顔です。読者がその論文に興味を抱くか否かは表題によって決まるので、研究の内容を的確に表すようにします

(2)要旨/抄録/要約 (Abstract / Summary)
読者に論文の内容を短い時間で的確に理解させるためのものです。

(3)緒言/序文/はじめに (Introduction)
論文の研究目的をあらわしたもので、その研究領域において今までに知られている事実、その研究に至った経緯、その研究で明らかにする点などについて述べるパートです。

(4)対象と方法 (Subjects and Methods)
研究対象や測定法などについて詳しく記載されます。

(5)結果(Results)
研究によって得られたデータが示されます。理解を助けるために、図版(figure )や表 (table) も用いられます。

原著の翻訳を依頼する際のポイント

通常、医学論文といえば原著のことを指します。

原著の翻訳を依頼するには、該当する依頼分野での実績が豊富な会社を見つけることが重要です。翻訳品質の他、次の内容をチェックしましょう。

  • 料金が適正かつ明確である
  • 責任を持って納期を守ってくれる
  • 修正などへのフォロー体制がある
  • 2次利用・著作権などの考え方を明確に説明している

これらをまとめると、医療業界や大学研究機関などと取引実績が豊富な翻訳会社を選ぶのが得策と言えるでしょう。